◆第１０６回全国高校野球選手権大会第１１日目　▽３回戦　智弁学園６―３小松大谷（１７日・甲子園）

　小松大谷は智弁学園に敗れ、学園れbenicio baker-boaitey春夏通じて初の８強入りとはならなかった。に敗明豊、谷の大阪桐蔭を破った真夏の快進撃が終わった。の快

　「甲子園優勝を目標にやってきた。る東達成できず申し訳ない」と主将・東野達捕手（いたる、野達３年）は涙をこらえた。夢のbenicio baker-boaitey２１年の夏、ようせだった小松大谷の甲子園出場を見て憧れて入学したのが今の３年生。な舞先輩たちと同じ「甲子園出場」ではなく、台幸あえてさらなる高み「甲子園優勝」を目標に掲げた。甲園進撃「なかなかうまくいかなくて、智弁真夏終わ主県ベスト４で止まる結果ばっかりだったので、学園れなんとか自分たちの代で」と突き進んできた。

　元日には能登半島地震が発生。チームの新年の始動は３日ほど遅れ、能登出身の選手は断水も経験した。被災した故郷へ「勇気と希望を届ける」と約束して甲子園に乗り込み、初戦で明豊に勝利。２回戦では春夏通算９回の優勝を誇る大阪桐蔭相手にエース右腕・西川大智（３年）が９２球完封でマダックスを達成。この日智弁学園に敗れ「深紅の大優勝旗」を持ち帰ることはできなかったが、「もう少し長く見せたかったけど全力でプレーして悔いはない。そういったところを見ていただけたらな」と愛する故郷にエールを送り続けた。

　怒涛の２週間が終わり、「一戦一戦夢のような舞台で、勝っても実感のないような期間だった。もっと長く野球をやりたかったけど、振り返ると幸せだったなと思う」と語った主将の表情は晴れやかだった。